艦隊これくしょん

サーバーを増強したようで、先週の金曜日にやっとアクセスできるようになった "艦隊これくしょん"。ちまたで話題のオンラインゲームをやり込んでみた、この週末。

いや〜、これはハマる。「戦艦が撃沈されると、マジ、寂しい気持ちになるんですよぉ〜。」と、私にアツく語ってくれた人もいたが、この数日で、その気持ちが少し分かってきた。

ゲームの名前が示す通り、戦艦を集めて育てるゲーム。戦艦が擬人化されていることと、フルボイスであることが、他のゲームよりも感情移入の度合いを高めている大きな要因だと思われる。そして感情移入しつつあるキャラが敵の攻撃で大破して、痛ましくセクシーな姿になってしまうと、「こりゃぁ、真剣にやらなきゃ、せっかく育てたキャラが撃沈してしまう〜 (><)」と、必死になること請け合い (下図参照)。(^^;

ゲーム性についても、なかなかのバランス。工廠 (こうしょう) という機能で、新しい艦を建造したりする機能があるのだが、完全なランダムではなく、投入資源の量とバランスが建造艦に影響を与えたりする。欲しい艦を手に入れるのに、ある程度の人為的要素が入るところが、うまく探究心を煽っている。

意外なところで、戦闘シーンのビジュアルが単純であることも、このゲームにおいては重要な要素だとみている。"沈黙の艦隊" のファンなら分かってもらえると思うのだが、機敏に動けない艦隊での海戦は、ハリウッド映画のように派手ではない。巨大な艦の海域での戦いは、動きが鈍くて見た目には地味で、その本質は頭脳戦になる。頭の中で相手の動きを想像しながら戦闘シーンをイメージしてゆく。耳を研ぎすまし、炸裂音で相手のダメージを確認し、次の行動を指揮する。生き残るために、相手を撃沈するために…。そんな醍醐味を味わわせてくれるのが、"艦隊これくしょん" のバトルシーン。リアルなグラフィックがウリの PS3 ではリリースできないだろうが、脳内イメージは PS3GPU が描き出すグラフィックの上をゆく。想像力を刺激する、適度な情報とサウンドが、脳内のシナプスを刺激する。なるほど、これは流行るわ〜。

パズドラのような万人受けするゲームではないし、女性ウケもしないと思うが、ミドルクラスのファン層をガッチリ捕まえて放さないに違いない。

…と書きながら、別のウィンドウではしっかり "艦隊これくしょん" が動いている…。 (^^;