それはアジャイルの問題なのかな? -7-

話題はこれ。乗り遅れた感があるけれども…。 (^^;

アジャイルがダメだと思う7つの理由 - arclamp

アジャイルとしての反論はこちらをご覧頂くとして…。
アジャイルがそんなにダメだと思わない7つの理由 - haradakiro's blog

私としては、そもそもアジャイルがどうこうって前に…と思ったので、別の視点を提供してみる。七つも反論する文章力は…あったねぇ〜。(^^; とゆー訳で "7.アジリティはアジャイルだけのものではない" についても思うところを。

そういう全体にコミットしてこそ、アジリティを手に入れられる。アジャイルなんて、一部分に過ぎないことを自覚して欲しい。

あ、出た! コミット!!!!

コミットって何? 何??? これもやっぱり、勇気を持って、意味のない宣誓をすること? (^^;

もうね、コミットってゆー単語が出てくると笑っちゃう。一億すっ飛ばしたヤツが "オレは成果にコミットしてる! お前はコミットしてない!" とか吠えてる現場を見てきた身としては、コミットなんて笑い話にしか聞こえないんだよねぇ〜。(^^;

…おっと、失礼。閑話休題

そもそも、どういった機能を作るべきなのか。顧客がソフトウェアを使うことで価値が生まれているのか?

これは重要。私が知る限り、けしてここを軽視している訳ではないと思うよ、アジャイルコミュニティーは。ストーリーポイントでベロシティーを計測する…ってやってるのは、顧客に提供した価値を数値化して観測しようとする努力だし、開発費は無料でサブスクリプションで開発費を回収するというチャレンジをしている会社もある (価値があるから使うんだよね? という論理だ)。

私も微力ではあるけれども、「それって "ただの作業" だよね? "価値ある仕事" ぢゃないよね? ホントに時間をかける価値があるの?」と、"作業をして仕事をした気持ちになってしまう人たち" を相手に、啓蒙活動を続けている。

プロセスで出来ることなんて、ほんの少しでしかない。

ま、そーだね。XP が伝来したときから比べると、ずいぶん対象領域が広がったなぁ…とは思うけど、すべてを賄うって訳にはゆかないかもしれないね。

でも、これもアジャイルがダメってゆー話ぢゃなくって、"価値を生む仕事を取捨選択できているか?" ってゆー問題なんぢゃないのかな? アジャイルプロセスの外側の問題はもっと大きいよ。そこは魑魅魍魎の棲む世界…。

    • -

…と、"アジャイルがダメだと思う7つの理由" の 7 つ全部に意見してみた。総論としては、問題意識は分かるけど、それって "アジャイルがダメ" なんぢゃなくって、世の中まだまだ未成熟だよねぇ〜とゆー話だと思う。

私の知るアジャイルコミュニティーの人たちは、とても謙虚で、真摯に問題を受け止め、日々、努力を重ねて、一歩一歩、着実に前に進んでいるよ。

というような現実を受け入れつつ、どうやって行くのかということなんですよ。アジャイルが本格化して10年。そろそろ、次の議論に行ってもいいと思うんだ。

本格化してるのかな? そのあたりはよく分からないや。(^^;