それはアジャイルの問題なのかな? -6-
話題はこれ。乗り遅れた感があるけれども…。 (^^;
アジャイルとしての反論はこちらをご覧頂くとして…。
アジャイルがそんなにダメだと思わない7つの理由 - haradakiro's blog
私としては、そもそもアジャイルがどうこうって前に…と思ったので、別の視点を提供してみる。七つも反論する文章力がない…と書きながら、6 つ目の、"6.手段が目的になっている" についても思うところを。
大体さ、かぶれてんじゃないよ。トヨタにしても、リーンにしても、スクラムにしても、日本由来で海外が評価したからって浮かれているんじゃないと。
これはただの営業手法だから…。 (^^; リーンとかスクラムとか横文字でよく分からない…とゆー拒否反応に対して、「いやいや、これは、むか〜し、むかし、あるところにおじいさんとおばあさんが…」と安心してもらうためのもの。ティラミスよりおはぎの方が、年長者にも通じるってもんさ。
洋物好きには、「HBR に掲載されたスクラムとゆー方法が…」で、和風な人には「トヨタが生み出したカンバン方式が起源のスクラムとゆー方法が…」と二枚舌で使い分けるのは、営業努力というもの。別にいいんぢゃないの? (^^;
じゃあ「信頼関係を築くためならなんでもする」と言えよ。
嫌だ。だって、「なんでもする」なんて言うヤツは、私は信頼しないもの。^^;
逆説的だけど、信頼が大切だからこそ、できない約束はしてはならないんぢゃないかな? 一瞬で信頼を失う結果が待っている。慎重にできる約束を積み重ねて行くことが大切だと思う。私はそれを "信頼貯金" と呼んでいる。「そーは言っても顧客 (あるいは上司) が…」ってのが現実だろうけど、そこは "できる約束に置き換える" という工程を踏むようにするのが望ましい方法だろうね。面倒だけど、"日々交渉" は大切だと思う。
アジャイルという手法にこだわって「理解しない顧客が悪い」だの「契約が悪い」だの、そんなの言い訳でしょ。
え! そんなこと言ってるヤツいるの? それはけしからん!!! アジャイル、ダメかも〜!!!
…ってゆーか…。これってアジャイルがダメってゆー問題ぢゃなくって、"誰かを悪者にする" という方法がイケてないってゆー問題だと思う。それは問題を解決しないし。
だいたいさ「アジャイルで開発したいんです」みたいな案件、その時点で危険な臭いがするって気付けよ。どういうプロセスで開発するのが最も効率的なのかはプロに任せて頂きたい。
プンプン匂うねぇ〜。危険だねぇ〜。でも、きっと困ってるんだよね。何か問題を抱えているけれども問題を表現することは難しいので、「アジャイルで開発したいんです」とゆーソリューションで表現してしまうんだよねぇ〜。困っているなら私は助けてあげたい。
# 人助けは金になるからね。 ^^;
"どういうプロセスで開発するのが最も効率的なのか" は一緒に考えるのがいいんぢゃないかな? プロとして提案は大切だけれども、納得が得られないプロセスは成果を出せないリスクが高まる。抵抗勢力になってしまうリスクや、十分な協力が得られないリスクがあるからね。