入門Mercurial
「バージョン管理ツールのホントの本命?」
Git で有名な分散型構成管理ツールだが、Google Code が Mercurial を採用するってことなので、私は Mercurial を使うことにした。
Google CodeがGitではなくMercurialを採用へ − @IT
私が調べた時は、Mercurial の方が優良な日本語情報にたどり着けたし、Mercurial の方がシンプルだそうなので、日本語の情報が少ない状況では学習コストが低くすむだろうと思ったのだ。まあ、Git は詳しい人が多くなりそうだったから、分散型構成管理に慣れておけば、誰かにちょこちょこっと教われば使えるようになるだろう…と。(^^;
これまで Subversion をメインで使ってきて、正直、分散型構成管理ツールのメリットが理解できなかったのだが、勉強会なんかに参加すると、Git を使ってるって人もちょこちょこ出てきて、だんだんと気になり出し、ついに Mercurial を試してみたのだけど、使ってみると、チョー便利。悲しいかな、この良さをどうやって伝えたらいいのか言葉にできない。だって、ローカルにリポジトリがあるとかなんとか、そーゆーメリットってのは、他のサイトでも書いてあるけど、それを読んだオレはなんとも思わなかった訳で、使ってみて初めて良さを理解し始めてるんだからね。
思えば Subversion を最初に触った時も CVS と大差ないと思ったけど、改めて CVS に戻ってみると、チェンジセットのない CVS は、ちょっと使えたもんぢゃぁないもんなぁ…。同じように、Mercurial に慣れつつある今はもう、Subversion には戻れないかもしれない。ってか、取引先の都合で…ってのを除くと、戻る気はないんだけどね。
で、入門Mercurial。入門からリファレンスまで一冊にまとまった便利な本。CVS とのハイブリッド運用まで書いてあって、これ一冊で Mercurial のすべてが分かると言っても過言ではない。なかなかお買い得。
Linux/Windows 対応と書いてあって、Mac OS X の記載はないが、もちろんちゃんと動く。ただし、Mac OS X では、HGENCODING の設定*1は忘れないように。:-)
- 作者: 藤原克則
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2009/01/20
- メディア: 単行本
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おおぉぉ、いつの間にか Google Code で Mercurial が使えるようになってる!!
Mercurial Now Available to All Open Source Projects - The official Google Code blog
Github みたいなヤツの Mercurial 版もある。私が使っている (使おうとしている…) のは、ここ。
# ん? Google Code で Mercurial が使えるなら、Mercurial Hosting は使わないかも…。
*1:libc のバグがあるそうで、locale 設定ではうまく動作しないため。