中村俊輔
「これ一冊で、中村俊輔選手の大ファンになる…かもしれない。」
スコットランドの記者が中村俊輔を褒めちぎった一冊。海の向こうで、中村俊輔選手がスーパーヒーロであることが伝わってくる。神業とも言えるフリーキックはあまりにも有名で、芸術的な曲線を描くボールは、日本代表の試合でも何度も見てる。彼のプレーの素晴らしさは、本書を読むまでもない。
が、この本を読んで、中村俊輔選手の好感度が大きく向上したのは、彼のプロフェッショナリズムだ。チームメイトが試合後の勝利の美酒に酔いしれる中、一人、黙々とジムで整備運動をやってるのだそうな。試合が終わった直後から、もう次の試合に向けて準備をしているなんて、プロスポーツ選手の鏡だ。テレビでは見られない、そんな彼の素顔に迫った本書は、ファンでなくても一読の価値がある。
セルティックとの契約が終われば、選手としての最後は日本でプレーすることを表明している中村選手。帰国前に本書を読んだお陰で、彼が日本でプレーする日が待ち遠しくなった。
- 作者: マーティン・グレイグ,東本貢司,田澤耕
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/03/26
- メディア: 単行本
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