会社の電気はいちいち消すな

「いやいや、消した方がいいだろう〜、と思ったら…。」
いや〜、やられた。うまい!!

本書は、実際に効果のある経費削減とはいったい何なのか、そのノウハウ集。この本を読まずして、経費削減を語るべからず、ってのは言い過ぎかもしれないが、ちゃんとエッセンスの詰まった一冊だ。

お題目だけでは経費削減なんてなりはしない。「業務改善で、これだけ労務費を削減できます。」とうたったところで、従業員を解雇しなければ労務費は減りはしないのだ。「節水しましょう。」と張り紙するぐらいなら、水量を抑制するストッパーを付けるべき。効果のでないことで細かいルールを作ったところで、労働意欲低下ぐらいしか効果がないのだ。そんなことは目的ではなかったはず。

とゆー訳で、良書。経費削減とゆーことだけではなく、結果を出すためにどーやって人を動かすのかってことでも、納得の一冊だ。

会社の電気はいちいち消すな (光文社新書)

会社の電気はいちいち消すな (光文社新書)