決弾

「著者のブログをソフトにした感じの、人生相談本…かな。」
日頃、ブログをウォッチしている身からすれば、本書の表現はめちゃめちゃソフトな表現なんだけれども、この方が著者の価値観がしっかりと伝わるのかもしれない。

副題に "最適解を見つける思考の技術" とあるのだが、いろんな相談事項について、Q&A 形式の回答として著者の考え方が書かれていて、私には "答え" そのものに見える。その回答群が、著者の価値観と思考の技術の表現形とゆーことなんだろう。

仕事、人生、育児などなど、話題は多岐に渡る。書かれていることが、ごく当たり前に感じるのは、これまで著者のブログを読み続けていて、思想的に影響を受けているからかもしれない。"弾言" も読んだしね。

最後には、小飼弾氏と勝間和代氏の対談があって、これもおもしろい。両氏とも読書数はかなりのものだが、それが "引き出しの多さ" なのだろう。いくらでもネタが出てくるようだ。また、本書の中に "人間の成長を測る基準は、その人がこなしてきたイベントの数" とあるのだが、人生を濃く生きておられる両氏のこなしてきたイベント数も相当なものだと思われる。

本書を読むことによって、こーゆー人たちの知識や知恵を少しでも分けてもらって、太く生きてゆこうぢゃないの。:-)

決弾 最適解を見つける思考の技術

決弾 最適解を見つける思考の技術