経営計画

「出来上がった決算書を見破る方法ぢゃなくって、今度は自分で決算書を作る方の本だ。」
しかも、事業の結果としての決算書ではなく、計画としての決算書だ。これはおもしろい!! オープニングは "アイビー・リーの25,000ドルのアイデア" から始まる。

この逸話はなかなか素晴らしい。見習わねば…。

本書には、組織作りや社長の役割など、経営計画の大切な話題も登場するけど、メインは利益計画とそのシュミレーションと言ってもいい。決算書に基づいた数字作りの方法が入念に描かれているし、とても分かりやすいストラック図表は、是非とも覚えておきたい表現形式の一つだ。

世の中、現場大好きな情熱的な経営者が多いと思うが、経営は全く別のスキルだ。ある程度の規模の組織になれば、現場は現場の人たちに任せて、場数を踏んだ経験値は、判断力、洞察力として経営に活かすのがベストだと考えるのが望ましい…と思われる。

会社存続のためにも、従業員のためにも、得意先のためにも、その他の取引先のためにも、経営計画を大切にして、しっかりと儲けてくだされ。:-)

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