リーダーになる人の たった1つの習慣

「な、な、なんてタイムリーな本なのだぁ〜!」
株式会社土佐藩とでも言おうか? 暴君に振り回される郷士になったような職場にいる。何度、辞めようと思ったことか…。

「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ! (by しんじ in エヴァンゲリオン)」と自分に言い聞かせてどーにかしよーとする日もあれば、「さすがに、もう無理〜」と、どーしよーもなくブルーになる日もあった。「あきらめたらそこで試合終了ですよ (by 安西先生 in スラムダンク)」などのセリフを思い出し、なんとか意識をつなぎ止めてきた訳だが…。

この本は、そんな私にタイムリーな本だ。赤字のカラオケ店を立て直す物語なのだが、ここに登場する自信家の武田氏が、かなりうちの暴君に近いのだ。物語中、武田氏の店の従業員たち全員が、辞表を残して店を辞めてしまう場面があるのだが、やっぱりそうなるよなぁ…。(^^; 人を人とも思わない言動は、そのような行動を生むのだな。

…ってな訳で、本書のストーリーは実話を元にしたフィクションだが、現実がよく表れた典型的な物語になっている。ってことは、私がこの先すべきことの大いに参考になるってことでもある。

本書の中の登場人物では、私は五十嵐氏に近いように思う。彼女はモチベーションとアイデアを大事にするタイプなのだが、そんな彼女にも難関が訪れる。どれだけ頑張っても成果が出ないのだ。そして挫折を迎える。本書に登場するメンターは「人はあらかじめ、どこで諦めているかを決めている」と書いたメモを彼女に渡す。「う…。言われてみれば確かに…。」と読んでる私も自分を振り返る。メンターがさらにアドバイスを送り、最後に彼女に伝えるのは「あきらめない限り、人生には成功しかない」とゆー言葉。思わず目頭が熱くなっちまった…。

リーダーとゆーのは、結局は自分との戦いなのだな。何度も何度も心が負けそうになりながら、いろんな人や本に助けられ、今の自分がいることを改めて認識させてくれた本書に、思わず手を合わせて感謝してしまった。

リーダーになる人の たった1つの習慣

リーダーになる人の たった1つの習慣