社長島耕作の地球経済学 基礎編
「社長になった島耕作は、経済学をどう教えるのか?」
漫画の主人公なのに、実際に社長就任の記者会見を行った島耕作が、地球経済学を語る。
最初は「株式会社とは…」みたいな話で物足りないのだが、中盤からは、現在から近未来の経済状況をまとめあげた、おもしろい読み物で、経済の現場に詳しくない私のような一般人にとってもありがたい内容となっている。
- 株式会社
- M & A
- 資源戦争
- 食糧戦争
- 日本の文化戦略
基礎編なので難易度は高くない。経済最先端の人にとっては常識的な話で退屈かもしれないが、どこかの社長が雑誌の記事のインタビューなんかでしゃべりそうな感じだし、十分に楽しめる内容だった。まあ、ちょっと綺麗過ぎるきらいはあるけれども、代を重ねたサラリーマン社長だと、こーゆー感じになってゆくのかもしれない。
なんせ、入社当時から社長になるまでの経緯をここまで知っている社長は他にいないのは間違いない。(笑) そういえば、私が島耕作の次に経歴に詳しいのは、スティーブ・ジョブズになるなぁ…。
- 作者: 島耕作
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/10/23
- メディア: コミック
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