弾言

「会社経営に見立てて、自分自身を俯瞰する本、ってことかな。」
日頃から著者のブログ 404 Blog Not Found を愛読しているが、この一冊に著者のベースとなる考え方がまとまっているように思える。ジャンルとしては自己啓発本ってところになるのかもしれないが、「エネルギーはあらゆるゴミを資源にする」とか、「ベーシック・インカム」とか、社会全体の話題まで登場するのがおもしろい。

長年、人間をやって来て思うのは、人は、望遠レンズのように、広い世界を見渡す視線から、その中における小さな自分自身を見つめる視線までを持っていた方がいいとゆーこと。偉そうなことを言えるほど世の中を知っている訳ではないけれど、齢を重ねて視野が広がる毎に、「なるほど、そーゆーことだったのかぁ…」と思えることが出てきておもしろいし、過去に思い悩んでいたことが、小さな世界しか見えてなかったことが原因だとゆーことも分かってきたからだ。

# 偉そうなことを言ってた人が、ただのハッタリだったとゆーのも見えるようになるし…。:-P

そーゆー観点から見て、ただの自己啓発本でない本書は、ひじょーにおもしろい内容にまとまっていると思う。小飼弾氏のブログから一部を切り抜いてきて綺麗にまとめた感じではあるけれども、うまくエッセンスを抜き取ってあるんぢゃなかろうか?

最後まで読みやすい言葉で書かれているし、秋の夜長にお薦めの一冊。読んで損はないことを "弾言" しておく。:-)

弾言 成功する人生とバランスシートの使い方

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