あなたの職場のイヤな奴

「タイトルからは信じられないが、ハーバード・ビジネス・レビューに掲載されたモノだそうな。」
"池上彰さん大推薦!「書名に惑わされてはいけない。これはすぐれた経営組織論だ。」" とゆーことで、"常識破りの人間関係術 & 組織論として世界中の反響を呼んだベスト & ロングセラー" とゆーことだそうな。

"イヤな奴" は、原書では "クソッタレ (Asshole)" と書かれているのだそうで、どんな奴が "クソッタレ" で、"クソッタレ" がもたらす悪影響や損害がどのぐらいあって、"クソッタレ" 対策をどーすべきかが書かれている。ベストセラーってことは、イヤな奴ってのはどこにでもいるってことなんだろう。まったくもって困ったもんである。

なんでそーゆーことになるかとゆーと、"クソッタレ" には強力な伝染力があるからだそうな。振り返ってみると思い当たる節がある。いろいろ激しいプレッシャーを受けて、二進も三進もゆかなくなって、私自身が "クソッタレ" になったことが何度もある。"クソッタレ" になって、誰かに激しいプレッシャーを与えた結果、何か得られたのか? …とゆーところまで考えてみると、結局、事態は何も変わらないんだよねぇ…。味方すら敵をになったこと以外は、ね。

そんな "クソッタレ" がいる組織でモノゴトがうまく進むはずはなく、だから本書は組織論として優良図書と言えるのだ。

もし、イヤな奴が側にいるなら、ぜひ、本書を手に取ってみてもらいたい。読んだ結果、実は自分が "クソッタレ" だったことに気づくかもしれないけれど、それはそれで大切なことだから。