ニワトリを殺すな

「傷ついたニワトリを殺すような仕打ちをしていては、"創造" なんてできやしない。…ってゆー話。」
ずいぶん前に読んだ本なのだが、まだ、ブログに書いてなかったので再読してみた。ま、今の自分が、傷ついたニワトリを殺すような場所に置かれているので、この本を思い出して、本棚から引っ張りだしてきたってのもある。(^^;

本田宗一郎氏をモデルにして、短い物語で "創造" についての教訓を綴った本書。「やっぱ、こうでなきゃ、"創造" なんて生まれてこないよなぁ…。」と、改めて思ってしまう。

たいていの場合、人は叱られると、どーすれば叱られないだろうか? とゆーことに意識が向いてしまう。萎縮してしまうにせよ、反発するにせよ、だ。そんなところから、誰が "創造" などとゆー確率の低いチャレンジをするだろうか? かといって、叱られないほのぼのした環境を作ればいいってのもでもないのだが…。

経営陣が叱るとゆー行為は、会社の強い意思表示を発することでもある。いつ、どの場面で使うかで、萎縮した小さな組織にしてしまうことも、大胆に挑戦する組織にすることもできるものだ。それを分からず、権力を誇示するためだけに、日々、怒鳴り散らしているようでは、業績向上なんてできるはずもない。…おっと、ちと、愚痴っぽいか…。

いや、まあ、とにもかくにも、"ニワトリを殺すな" である。"創造" みたいな大きな話でなくても、"発展" や "成長" でも同じだ。ぬるま湯がいいとゆーことではなく、厳しさを取り違えてはいけないとゆーことが、きっと本書から伝わってくるはずだ。

ニワトリを殺すな

ニワトリを殺すな