夢をかなえるゾウ

「笑える自己啓発本。」
関西弁をしゃべる神様 "ガネーシャ" が、主人公に次々と課題を出してゆくスタイルで物語が進む。課題は誰にでもできる簡単なことばかりなのだが、これがなかなかツボをついてるのだ。靴を磨くとか、たったそれだけのことで、けっこう気分が違ったりするとかね。体感しないと分からないよ、この感覚は。

"夢をかなえる" ってことで、"成功" をターゲットして書かれている訳だけど、私が思うに、社会生活を営む上で、割と基本的な事が書いてあるような気がする。人間関係がうまくゆくとか、世の中がポジティブに見えるようになるとか、そーゆー効果は確実にあると思う。

身だしなみなんかは 2 年前の商社時代にいろいろ言われたし、自己啓発本も何冊か読んでいるし、DNA にお笑いが組み込まれている関西人だし…で、本書に書かれていることは、既にけっこう実践していたりする身としては、けっこういい線行ってると思うのだ。なので、燻っている若い人たちに手に取ってもらいたい一冊なんだが…。私が大成功していれば、説得力もあるのだろうが、まあ、フツーの人生を歩んでいる人間の言葉なので、他の方の書評を参考にして、決めるのがいいかもしれない。(^^;

夢をかなえるゾウ

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"チーズはどこへ消えた?"、"カラスを盗め" なんてのも、けっこう好きだったなぁ…。

チーズはどこへ消えた?

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カラスを盗め―人生の壁を突き破るカラス的生き方のすすめ

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