ラクをしないと成果は出ない

「人生のティップス集。全部覚えられないから、机に置いといて、気が向いたら読むのがいいんぢゃないかな?」
この手の本が好きで、いろいろ読んでるんだけれども、オレみたいなタイプの人には必要ないのかもしれない。考えのベクトルが似ているからか、こーゆー本を読まなくても、状況に応じて似たような判断をしている気がするのだ。もちろん、完全に同じはずはないから、思考の幅や行動の選択肢を広げるために有用ではあるけれどね。

生真面目で不器用な人にこそ読んでもらいたい一冊だけど、そーゆー人は手に取らないかもしれない。"ラクをする" ってのが、"手抜き" な感じで、何か "いけないこと" みたいなニュアンスを含んでいるから。実際のところは "ラクをする" ために本書に書かれていることの方が "しんどい" と思う人も少なくないはずで、けして手抜き指南書ではないのだけど…。読みやすくまとまっているから、コツコツと真面目な人は、ぜひ、手に取ってもらって、他にも選択肢があることを知ってもらいたいところ。

自分なりにこの手のティップスを持っていたりする人は多いんぢゃないかと思うけど、もしかしたら、私にも書けるかもしれない。

例えば…。

「"とりあえず" と言うなかれ。前に進んだ気になる枕詞だけれども、妥協的なイメージを伴っているのがよろしくないし、手戻りになる虞もあるんぢゃないかな? もし、ベストだと思えるなら、他の言葉で表現しよう。"とりあえずビール!" より、"一杯目はビール!" の方が積極的な感じがするでしょ?」

「"しかない" は嘘。単なる口癖で、思考停止モードへ導く危険なキーワード。誰かが "…しかないでしょう。" と言ったら、"ホントかな?" と疑ってみた方がいい。きっと "…もある" が見つかるはず。」

とかね。

ラクをしないと成果は出ない

ラクをしないと成果は出ない