ベクシル
「高精度、ド迫力のフル CG アニメーションの威力を堪能されたし。:-)」
フル CG のアニメーションと言えば、ピクサーが有名だけど、あそこのは基本的に子ども向けだからねぇ…。
で、ベクシル。こいつはめちゃめちゃすごい。フル CG アニメだから、コンピュータの中に仮想世界を作り上げちゃった訳だけど、細部まで作りこまれたモデリングがものすごいのだ。んでもって、メカのモデリングがめちゃめちゃ緻密だ。動きもとってもリアルだし。爆発や炎、水までリアルだし、おそらくモーションキャプチャで取り込んだのであろう人物の動きも、とってもリアル。人物のレンダリングがややアニメ調になってるのは、そーゆー味付けなんだろうなぁ…。ついつい映像に目を奪われてしまうけれども、サウンドもいい。サウンドを表現するボキャブラリに乏しいのが悲しいが、レトロな雰囲気から前衛的な雰囲気まで、ハイレベルなサウンドだ。メカ好きの大人が、メカ好きの大人のために作った、超娯楽映画だ。
なんせビデオ屋で見かけるまで、ぜんぜん知らなかった映画だから、予備知識がゼロだったんだけど、たぶん、アップルシードと同じ製作チームだと思われる。センスがよく似ているし。うーん、かっこいいねぇ、CG アニメは。撮影では作れない、ド迫力のカメラアングルがいい。
# 最近は VFX が進んでるから、スパイダーマンとかでも、ものすごいカメラワークだったけど…。
舞台は近未来の日本。バイオテクノロジー関係の協定が気に入らなくて、ハイテク鎖国政策を取ったんだけれども、さてさて、その後の日本がどーゆー発展を遂げたのかとゆーと…。ま、そのあたりは観てのお楽しみってゆーことで。
- 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ
- 発売日: 2008/01/25
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