守ってくれない上司

ゼロックス・スーパー杯の審判問題の話。」
http://www.asahi.com/sports/update/0306/TKY200803050351.html
http://www.asahi.com/sports/update/0306/TKY200803060344.html

ずいぶん時間が経ってしまったが…。

害を被ったと感じている人たちには申し訳ないのだけれど、この処分、不当だと思うのだ。ライセンスを与えたのは協会なのに、その協会が一緒になって責めてどーする???

これは、身内だから庇わなければならないとゆー話ぢゃあない。もし、彼が選手をシバいたりしたら、それは審判行為として逸脱しているのだから庇う必要などまったくなく、協会がペナルティを課すのは当然のことだ。しかし、今回の騒動はあくまでも審判としての行為の範囲である以上、彼一人を悪者にするのは違うんぢゃないか? 仕事を任せておいて、失敗 (なのか?) したら、お前が悪いと責める上司の元ぢゃぁ、安心して仕事なんてできやしない。

そもそも、いったい何が問題なのかよく分からない。ダイジェストを観た限りではあるけれども、確かに気持ちいのレフレリングではなかった。んが、杓子定規に厳密にやれば、あんなもんのよーな気もするのだが…。

ミスジャッジだったのか? どの判定がミスだったのか? それがどの程度の大きなミスだったのか? そのあたりを明らかにした上で処分があるなら分からなくはない。運転免許をもらっても、交通ルールに反したら罰則があるようなものだ。ただ、その罰則は過去の試合や未来の試合、他の審判にとっても十分に公平な物でなければならないが。

どーも、犯人探し文化が根強い気がする。世間が騒いだから、とりあえずスケープゴードを祭り上げておいて、ケジメは付けたとゆー形式は取るけれども、その実、本当の問題は何も解決していないパターンだ。

「再び問題を起こした場合はプロ契約を打ち切るという通告もあったという。」とあるが、"問題" とはいったいなんなのだろう? こーゆー具体性のない脅しは、事なかれ主義を残すだけなんぢゃないのか?

結局、サッカー協会もお役所に過ぎないってことなのかもしれないが、審判のレベルよりも、協会のレベルにはるかに不安を感じてしまったのが、今回のできごとだった。