コラムニストの "いいかげんさ"、何とかならないか!

「デタラメな根性論は勘弁してくれ。」
まずは、この記事を。

タイトルを見て、「うーむ…。なんのことだろう? 怪我人が多いことか? でも、こればっかりはしょーがないだろうに…。」と思って読んでみたら…。

…何、この人? いつもならどーでもいい記事でスルーするところなんだが、なんかみょーに腹立たしい感じがするのだ。

やはり風邪をひくのは不注意による気のゆるみが部分が大きい

た、た、たかが風邪のこと? そりゃ、人だから風邪をひくこともあるさ。たまたま国際大会のタイミングで運が悪かったねぇ〜とは思うけど、根性で風邪を防止できるなら、医者も薬もいらん訳で…。んでもって、風邪をひいたのが中村憲剛選手だけなのに、ひ弱なのは "岡田ジャパン" と来たもんだ。

10年前、W杯初出場にむけて死にものぐるい戦っていた岡田ジャパンでは、もちろん土俵際の緊張感があったにしても、風邪をひく選手なんて一人もいなかった。

まあ、そりゃー、フツーはそんなもんだろう。そんなにしょっちゅう風邪ばっかりひく訳ぢゃないからなぁ…。たかだか十何人かが全員健康ってのはそんなに珍しいことではないさ。別に「死にものぐるいだったから」風邪を引かなかった訳ぢゃぁない。

W杯本大会直前にひざを故障して本来ならサッカーのできる状態ではなかった当時の井原主将(現U22代表コーチ)も必死に治してピッチに立った。

…うーむ…。まあ、当然、井原選手は必死だったのだろうと思うが、やっぱ「必死だったから」治った訳ではなくって、これもたまたま快復が間に合って良かったなぁ…ってゆー話に過ぎない。

まあ、考えるまでもないぐらい当たり前のことだけど、必死に頑張ったけど試合に間に合わなかった選手や、必死に頑張ったけれども治らずに選手生命の終焉を受入れなきゃならなかった選手も、世の中にはたくさんいる。そんな選手たちが、まさか、死にものぐるいぢゃなかったとでも思ってるのか?

中村とはJ1川崎でプレーする仲良し同士だが「ケンゴがよろしくといっていましたか? 僕は人生がかかっていますから」と言い放ったのである。所属チームでは、中村の方が明らかに主力だ。しかし国の威信をかけるはずの代表戦でこの差は、やはり代表戦に対する「気持ち」の入れ方の違いにつきると思う。

「あれ? サッカーって口でするモノでしたっけ?」

チョン・テセが攻撃的な性格でそーゆー表現を好むってだけで、「気持ちの入れ方」の差なんか関係ないに決まっている。中村憲剛選手は冷静でクレバーで、無闇矢鱈に攻撃的な姿勢を取らないってだけのこと。

うーん…。どーでもいい記事だからスルーしとけばいいんだけど、今時、こんな的外れな根性論を展開するのは、いかがなものかと思うのだ。