ロッキー・ザ・ファイナル

「あんまり期待してなかったんだけど、なかなか良かった。」
実年齢 60 歳を超えるシルヴェスター・スタローンが、ボクシングでチャンピオンと戦うなんて、なんて無茶な設定なんだと思っていた。が、スクリーンに映し出される体は、とても 60 歳には見えない。流行の CG か? などと思うほど。

いつものテーマソングとともに、いつものように分かりやすいストーリーで、淡いラブストーリーと、若者たちに与える勇気。そして、人生の後半に差しかかった観客に、生き様を見せてくれるロッキー。

最後の 30 分は、チャンピオンとのエキビジョンマッチ。まあ、ここはおまけ映像。ロッキーだし。だから、ゲームの内容も結果も、どうでもいい。ヒューマンドラマなのだから。

老いてもなお、ロッキーはヒーローだったよ。

"ファイナル" って名前が付いているけど、最後までロッキーを描ききって欲しくなってしまった。想像上の人物であるロッキーの人生の終焉まで。

公式サイト。(音が鳴るので注意されたし)
映画「ロッキー・ザ・ファイナル」公式サイト

そういえば、"ハスラー" で若いエディを演じたポール・ニューマンも、"ハスラー2" で年老いたエディを演じているのを思い出した。役柄と俳優の時間経過が同じってなのはなかなか少ないだろうから、ロッキーシリーズはかなり貴重な映画かもしれない。

# シュワちゃんが、まだ、ターミネーターをやるってのもあり得るなぁ…。:-)