幸せのちから

「予告編から、新しい "クレイマー、クレイマー" を期待していたが、ぜんぜん違った。」
映画を観終わってから知ったのだが、"Gardner Rich & Co 社" の創設者で現在 CEO である、クリス・ガードナー氏の自伝を基にしたしたサクセスストーリーだそうな。

ギリギリの生活をしているセールスマンが、嫁に出て行かれて、ホームレスまで転落したのに、その後、CEO にまでなっちゃうんだねぇ…。実話だってんだから、すごい国だ、アメリカは。映画は証券マンになるところまでだけど、波瀾万丈の物語で、たとえどん底でも笑顔を絶やさず、息子には常に良い父親であり続け、絶対に諦めない精神が、少しばかり勇気を与えてくれる。

# そして、人生には少しばかりのハッタリが必要だと云うことも…。:-)

いよいよ、冬到来。ホットウィスキーを飲みながら、暖かい部屋で社会派のサクセスストーリーを観るのも、なかなかオツなものかもしれない。

なお、なかなか愛らしい子役の少年は、ウィル・スミスの実子だそうな。

原題は "the PURSUIT of HAPPYNESS" と、スペルミスがあるんだけど、これ、映画の中で登場するんだよねぇ…。"PURSUIT" があまり馴染みのない単語だから、マーケティング的な視点から邦題を付けたんだろうけど、興行的に大成功するタイプの映画ぢゃないし、原題のままの方が良かったんぢゃないかな?