子どもに宿題をさせる方法

Q : 「うちの子がいくら言っても宿題をしないでございますのよ。ほとほと手を焼いておりまして…。どーしたもんざましょ?」
A : 「一緒に宿題をやりなされ。」
もうすっかり夏休みも忘却の彼方だが、小学校 2 年生の息子に宿題をさせるために私がやったことは、"家族全員で百マス計算、タイムトライアル" だ。ただし、子どもはハンデとして半分で OK と云うルール。

いくら「やれ!」って言ったって子どもはやらない。"勉強"、"宿題" って聞いただけで、楽しくないのだから、当たり前だ。私が子どもの頃、親に宿題を強制されてやったことは、漫画を読むことだった。30 分ほどで終わるのに、漫画を読みながらだから 2 時間ぐらいかかっていたのを覚えている。宿題の他にも漢字ドリルや計算ドリルもやらされていたけど、やっぱり漫画を読んでた日が多かった。日付を書き換えて、やったことにした日がどれだけあったことか…。

逆に言えば、楽しければ率先してやるのだ。これは大人だって一緒なんだけど、まあ、それは置いておくとして…。子どもにとってゲームは楽しいし、親と遊ぶのは楽しい。と云うことは、子どもにやらせたいことをゲーム風にアレンジして、親が一緒に遊ぶのが一番いいのだ。いずれ親が万能でないことを知り、知的好奇心を自分で埋めるようになってゆく、それまでの間は…ね。

百マス計算の後は、その勢いのまま勝手に宿題を片付けていた。最初のきっかけさえ与えられれば、その後は自分で進むのだ。子どもの宿題は基本的に単純な訓練が多いから、肝心なのは最初の勢い。ボブスレーのスタート地点の押し係みたいなものがあれば、後は勝手に進んでゆくのだ。

夏休みが終わり、体育の日だった昨日は、子どもの宿題を横で観ていた。ギターを片手に、答えが合っていた時のフレーズ、間違っていた時のフレーズを作曲しながら…だ。「その音ぢゃぁ、合ってるのか、間違ってるのか分からへんよ〜。」と突っ込みを入れられながら、30 分もしないうちに宿題は片付いた。どうやら、うまく宿題を楽しいものへと変えることができたようだ。私も趣味のギターを楽しんでたから、まったく苦痛ではないしね。(^^)