ゾウの時間 ネズミの時間

「神の視点から見た生物学ってところかな。」
"サイズの生物学" と副題にある通り、サイズに着目して、動物、昆虫、植物、微生物、海洋生物などなど…を考察した本書。こんなふうに生物を俯瞰したことがなかったせいか、ものすごく新鮮な内容だ。

寿命の話から始まって、生命の効率性までをサイズで考えてみて、自然界のバランスの妙、進化の神秘が伝わってくる。

うーむ、生まれ変われるとしたら、ヒトデがいいなぁ…と思ったのは、固体としてもっとも効率がいいように思えたからなんだが、もしかしたら、ただ最後がヒトデの話だったからかもしれない。:-P

ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書)

ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書)

いつの間にか、数式を見てもスーっと頭に入ってこない体になってしまったようで、難しい数式のところはほとんどスルーしてしまったが、自然界に存在する数学ってのが、摩訶不思議でおもしろい。:-)