結局「仕組み」を作った人が勝っている
結局「仕組み」を作った人が勝っている (光文社ペーパーバックスBusiness)
- 作者: 荒濱一,高橋学
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 60回
- この商品を含むブログ (23件) を見る
ラットレースの中にいると、どうしても "労働 = 金" の式で物事を見てしまう自分がいる。なんとなく、不労所得を "ずるいもの" と見てしまう価値観は、多くの人が持っているものだと想像するが、相手のニーズを満たすことができるならば、それがまったく労力のかからないことであったとしても、対価をもらうに値するものなのだ。けして "ずるいもの" ではない。
たぶん、ニッチなマーケットは思っている以上にたくさんある。IT の技術を持っていることは、それだけで他人より有利な位置にいるのだから、先人を見習って、もう少し貪欲にいろいろ挑戦した方がいい。自分も含めて。
世界を相手にする大手メーカーのように新聞に載るようなものではないけれど、ニッチをモノにした事例集として、本書を一読されたい。特に "週末起業" に興味ある人にお薦め。