★★★★☆ "イデオロギーとしての英会話"

1976年出版の古い本。タイトルに "英会話" とあるが、英会話を習得するためのものではない。

内容はなかなかショッキングなもので、ある種の幻想を木っ端みじんにしてくれる。世の中、上っ面の綺麗な側面がクローズアップされがちだが、穿った見方も必要だ。もしかしたら、そちらの方がより真実に近いかもしれないし。

…で、穿った見方 (いや、これこそが真実なのかも…) の方の本がこれ。もし、英会話についてなんとなく違和感を感じているなら、ぜひ、手に取ってみてもらいたい。なかなか興味深い考察に接することができるのは間違いない。良い本なのだが、古い本なので入手困難かもしれないのが残念だ。

イデオロギーとしての英会話

イデオロギーとしての英会話