制御

「ソフトウェアの機能とハードウェアの機能を区別できるのか?」

Mac のファンクションキーは、Expos? やダッシュポードを呼び出したり、液晶の明るさやスピーカーボリュームの調整なんかにも使う。

さて、Mac OS X の環境設定では、キーボードのところで次のような設定をすることができるのだが…。

□ F1〜F12 キーを使ってソフトウェアの機能を制御
このオプションを選択した場合、F1〜F12 キーを使ってハードウェア機能を制御する時は Fn キーを押します。

これにはショックを受けてしまった。なぜなら、「どれがハードウェアの機能で、どれがソフトウェア機能なのか区別できない」からだ。CD をイジェクトするのはハードウェア機能なのは分かるが、ボリュームコントロールやミュートをハードウェアで制御しているのか、ソフトウェアで制御しているのか、私は知らない。ハードウェアであるスピーカーに影響を与えているからハードウェア機能だとするなら、Expos?やダッシュボードもハードウェアである液晶モニターに影響を与えている。モニターは別だと云うのなら、明るさ調整ボタンはどうなる???

実は…。この設定に関わらず、ダッシュボード呼び出しは動く。Expos? も F11 は動く。どうやら、F8-F10 が Expos? とバックライトキーボードを操作する機能が重複しているので、ここを切り替えるための設定のようだ。と云うことは、重複してないところは大丈夫なはず…と思いきや、サウンドコントロールや明るさコントロールは環境設定の影響を受けてしまう。どないなっとんねん!!

問題点を整理すると…。

  • ユーザーはハードウェア機能とソフトウェア機能を区別できない。
  • 環境設定の適用ルールが一定していない。

結局、そもそもルールがおかしいのだ。バックライトキーボードなんて、もしかしたら存在すら知らないユーザーもいるかもしれないし、明るさ調整なんてめったにしない。キーボードで操作する必然性があるとは思えない。仕事中に音が鳴りだすサイトに入ってしまった時なんて、とっさにミュートしたいから、サウンドコントロールは優先順位が高いはず。私の使い方が一般的かどうかは知らないけれど、それでもハードウェアかソフトウェアかで区別するよりは妥当性は高いだろう。

ま、そのあたりは意見が分かれるかもしれないから、アップル標準機能と、ユーザー割当機能のどちらかを fn キーで切り替えられるにするのが望ましいと思う。そもそもファンクションキーなんていらないから、専用キーにしてしてもらうのがベストなんだが…。