邂逅

「馬子にも衣装。」

土曜日は、中学時代の同級生がやっている小さな居酒屋に飲みに行っていた。他の同級生や担任の先生を呼びつけて、ちょっとした同窓会気分だった。

今回は、先生に教え子の最近の成果*1を報告して、少しは自慢のタネにでもしてもらえれば…と思ってのことと、勤めている学校の体育館をフットサルの練習のために貸してくれないかと云う話をすることが目的。「体育館を使用できるなら、先生向けのパソコン教室を無料でやりますよ!」なーんて話をしたんだけれども、体育館の利用は教師の権限ではないようで…。さてさて、どうなることやら。

店で飲み始めてしばらくすると、綺麗な女性が入ってきた。同級生の店とは云え、別に貸し切りって訳でも無いので、普通のお客さんも入ってくる。そう云うお客さんだと思っていたのだけれども、周りの連中がなにやら親しげに聞き覚えのあるニックネームで呼んで話し始めたのには仰天した。「え! 嘘!」ってなもんである。確かに当時から美人ではあったのだけれど、その成長ぶりにはまったく驚かされた。

ところが、私のことを捕まえて、「嘘~! どっかのおっさんやと思ったわぁ…。」である。顔は美人でも、出てくる言葉は "おばちゃん" そのもの。まあ、当時から毒を吐きまくるトークは変わっていないと言えば、変わっていないのだけれど…。

集まってくる女性は、のきなみ綺麗になっている。なのに、集まってくる男連中はのきなみ "おっさん" そのもの。なんなんだろうねぇ…この差は…。ちっとは小奇麗な身なりを心がけた方がいいかもしれないなぁ…。そんなことを思った週末であった。

同級生ってのはいいもんだ。ほとんど交流が無かったにも関わらず、なーんの駆け引きも無く、盛り上がって話ができる。不思議な関係だけれども、なかなか居心地がいいもんである。

*1:例の採用の話