思考の整理学
「人はどのように記憶し、考え、そして忘れるのか?」
思考について、いろいろと書かれた本書。たぶん、日頃、みんながなんとなく感じていることを、整理して一冊にまとめた感じ。
例えば、黒板に書かれたものをひたすらノートに写しても、実は記憶にはあんまり効果的ではないってのは、大いに実感している人が多いと思う。寝てる時に思考が整理され、朝に突然、閃いた経験ってのもけっこうあるんぢゃないかな? トイレとか風呂場が思考には都合がいいってのは分かってるのに、会社にいると、机に向かって一所懸命に考えるフリをしてるはずだ。:-)
1986 年に書かれた古い本なんだが、20 年以上経過した現代においても、本書に書かれていることが常識として広まっているとは言えない。"思考" についての自然の摂理に素直に従えば、もっといろんなことが効率よく変わってゆくと思うのだが…。
- 作者: 外山滋比古
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1986/04/24
- メディア: 文庫
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