世界に1つだけの英語教科書

「今まで辻褄が合わなかったことがスッキリ!!」
Amazon での評価は高くないが、私はかなり気に入った一冊。英語学習メソッド "VSOP" が、「英語に未来系はない!」とか、今まで習って来たことをひっくり返しちゃう過激なモノだから、拒絶反応があるのも当然か…。

例えば…。ing が付いてたら、現在進行形なのか、動名詞なのか、形容詞なのか…とか、フツーに習った文法だと、いろいろ難しい。ネイティブスピーカーはそんなことを考えながらしゃべってないはずで、"何かをやっている最中" ってゆー意味を表現しているだけだと思う。そんなことを漠然と考えていた私にとって、VSOP が説明する数々のノウハウは納得のゆくものだった。学校で習った英語は、なんだかんだと例外がやたら多いしね。

VSOP メソッドは文法学的にはおかしいのかもしれない。おそらく、機械翻訳を目指すとしたら、VSOP メソッドでは無理があるに違いない。現在の一般的な英語文法でも機械翻訳がうまくいっているとは思えないのだが…、それはともかく、"研究" ではなく、"習得" を目的とした時、覚えることと例外の少ない VSOP メソッドの方が優れているハズ。綺麗に翻訳することなんて、まったく気にしてないから、テストで「次の英文を和訳せよ!」なーんて時は、ちょっと困るかもしれないけれど。

おそらくは…。英語を聞いて、英語を話し、英語で考えることと、英語と日本語に、あるいは日本語を英語に翻訳することは、まったく別のスキルなんぢゃないかな? そのあたりをちゃんと分離で切れば、おそらく学習効率は劇的に改善するとんぢゃないだろうか?

絵本系の英語の学習テキストで "ファットキャット" シリーズなるものがあった。あれも脳内に英語の概念を構築しようとする試みでおもしろかったことを思い出す。

まだまだ、英語力の弱い私が書いても説得力はないだろうけど、英語力が弱いからこそ、効率のいいものを必死で模索していると考えていただければ…。(^^;

<英語のカンを一瞬にしてモノにする!>世界に1つだけの英語教科書

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