探偵ガリレオ

福山雅治主演ドラマの原作。異色のミステリー。」
年末近くに嫁が録画していたドラマを二話観た。「うーん、これは実に面白い。」とゆー訳で、原作本を手にしたのだが、あのお決まりのセリフはドラマのオリジナルだったのね。:-)

ジャンルとしてはミステリーと云うことになるのだろうが、フォーカスしているのは犯人当てでも、トリック暴きでもなくって、事件の周辺で、プ〜ンと香る科学的な謎。いや、まあ、トリック暴きってことにはなるんだけど、フツーの探偵モノみたいに犯人が画策したモノだけぢゃなく、その周辺で起こる偶然の出来事も含めて、どーすれば実現するかを化学実験を通して解明してゆくのだ。

本格ミステリーファンには物足りないような気がしないでもないが、ライトミステリーとして多くの読者に受け入れられるに違いない。…ってか、書かれたのはずいぶん前のことみたいだし、ドラマ化されたところからして、受け入れられたのだろう。:-)

探偵ガリレオ (文春文庫)

探偵ガリレオ (文春文庫)

著者は東野圭吾氏。他にも読んだはずだけど、なんだっけかなぁ…と amazon をたどってみたら、"ゲームの名は誘拐 (光文社文庫)" を発見。どんでん返しが楽しい名作だったなぁ…と懐かしい記憶が呼び起こされる。彼の本は読みやすいから、どんどん読み進むのがいいね。:-)