失敗の予兆

「なぜ、デスマーチ化するのが分かるのか?」

超過勤務や休日出勤を繰り返しても、納期に間に合わなくなるデスマーチだが、みんなけっこう早いうちから、そうなることを薄々感じてる気がする。まあ、経理上はともかく、ほとんどの開発案件が血と汗と涙の上になりたっているから、デスマーチにかけておけば当たる確率は高いのだが…。まあ、それはともかく、どこでデスマーチ化を予想するのか、具体的な予兆を探ってみたいと思う。今回はその第一回だ。

私の場合、面談の段階から最初の予兆がある。キーワードは "体力" だ。面談で「体は丈夫な方ですか?」などと訊かれれば、まず間違いなくデスマーチプロジェクトになることを覚悟する。理由は簡単だ。プロジェクトを動かす権限を持っている人が、創意工夫をすることなく、うまくいかなかった時の言い訳用に、"できる限りのことはやった" と云うポーズを作ることを、最初から念頭に置いていることが分かるからだ。

予兆は、プロジェクトが始まるとすぐに確信に変わる。まあ、それは、また次回へ。