ポーション

「ローソンで見かけたけど、うまいのかな?」

追記

ローソンへ立ち寄ると噂のポーションがあった。あまりテレビを見ないので 1 度しか CF を見たことがなく、本当に売っているのを見て驚いた。200 - 300 円なら話題のために買ってたかもしれないが、別に飲みたいものでもないのに 600 円を超える金額を支払うことはできんなぁ…と、パッケージをしげしげと眺めていた。成分を見ると、どうやらドリンク剤の仲間のようだ。ゲームの中のポーションは体力回復のアイテムだったのかな? なるほどなぁ…。

分類としては、ドラえもん筆箱や、ポケモン消しゴム、ミッキーマウスのトレーナーなんかと一緒で、キャラクターグッズの仲間ってことになるのだろうけど、どことなく違和感を感じる。なんと云うか…。今までにないカテゴリーのものが登場したような、なんか不思議な感覚なのだ。

他のキャラクターグッズはキャラクターが印刷されている以上の意味はない。変身ベルトなんかも単なるアクセサリーだし、ヒーローが持つ武器の模型も単なるおもちゃだ。一方のポーションはゲームの中に登場するアイテムの機能と、現実の商品としての機能が近い。このあたりが新しいカテゴリーの商品だと感じる原因ではないかと思うのだが、いかがだろう?

ゲームの方が現実世界を模倣するのは珍しくないし、現実を取り込んだりする流れもあって、格闘技ゲーム (ファイティングバイパーズだったはず) の中にペプシコーラの宣伝が入ったのは、面白い試みだと思った。これからは、ゲームも宣伝媒体になってゆくんだろうなぁ…と思って眺めていたんだが、すっかりゲームセンターへ行かなくなったので、残念ながら最近の動向は分からない。まあ、とにかく、ゲームと現実の境界線が一瞬ぐにゃりと歪んでしまうような錯覚と云うのは、かなりおもしろい体験だった。

ふっと、突然、思い出したのが、"焼きたてジャパン"。ヤマザキパンとタイアップして、アニメ中で登場したパンを実際に売っているらしいので、現実とアニメの境界線がグニャリとなりそうなものなのだが、なぜかこっちはキャラクターグッズに分類してしまっている自分がいる。うーん、これは工場系のパンだからだろうな、きっと。ほとんどアニメを知らないのだけど、もし、手作りのできたてパン系のお店とタイアップしてたら、もしかしたら少しばかりの錯覚を体験できたかもしれない。