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「昔は、反体制の象徴みたいな感じがしたんだけどね。」

Apple の創設者の一人として有名なスティーブ・ジョブズ氏。とうとう、ディズニーの取締役だそうな。

かつては、違法の電話のタダ掛け装置を売っていたあのジョブズ氏が、まさかこんなことになろうとは…。Apple を作ってパソコンを売り始めた時は、コンピュータ支配の象徴のような IBM を仮想敵としてたし、有名な "1984" のコマーシャルのイメージもあって、ジョブズ氏にはカウンターカルチャーの象徴のようなイメージがあったんだが…。

ディズニーと言えば、子どもが描いたミッキーマウスの落書きまで消しにくると噂されるほどの利権の権化。そんなところにカウンターカルチャーの象徴のような人が加わる日が来るなんて…。

ディズニーと云えば代表格はネズミキャラのミッキーマウス。そういえば、マウスを世界に広めたのは Apple の功績だ。おぉ! ネズミつながりだったのかぁ!

カウンターカルチャーと言えば、かつては映画や音楽もそうだった。今やすっかりフツーのビジネスになっちゃってるけど、映画と言えば社会風刺だったし、音楽はロックだった。そんな時代の変化にちょっと戸惑いを感じる今日この頃。反体制側にいることが目的ぢゃぁないんだが、ふっと、あれは誰でも一度はかかる麻疹みたいなものだったのかなぁ…と思ったり…。