相性
「Mac のドキュメントは Subversion と相性が悪いかもしれない。」
Subversion で日本語のファイル名も問題なく使えることを確認し、プロジェクトに関するドッキュメント類も Subversion で管理することにした。ssh 経由で複数のマシンからアクセスできるし、とっても便利だ。
…ところが…。準備中のプレゼンテーションファイルのところで、Subversion の処理が止まってしまう。何度やっても変わらない。リファレンスを読み直して、ロック関係を調べたりしてみたが、どうも違うようだ。しばらく悩まされたが、ふっと思い出したことがあって調べてみると…。あっ、やっぱり…。".svn" ディレクトリがなくなっている…。
Mac には、パッケージと云う仕組みがある。Mac OS X のアプリケーションなんかはたいていパッケージになってて、Finder から見ると単独ファイルなんだけれども、ファイルシステム上は実はディレクトリと云う仕掛け。関連する複数のファイルをまとめて扱える便利な仕組みで、Mac でソフトウェアのローカライズが盛んなのはこれのおかげだったりする。アプリケーションだけに限らず、Keynote や OmniOutliner で作成するファイルなど、パッケージ形式を採用しているものがあるのだが、今回、ひっかかってしまったのは Keynote ファイルだ。
アプリケーションを使わずにパッケージの中身が変更されることなど想定しているはずもなく、Subversion が管理用ディレクトリを作ることも想定外のできごとなのだろう。うーむ、困った…。
調べたところ、Keynote2 にバージョンアップすれば、この問題は解決するらしい。Mac OS X 10.4 には、デモ版がバンドルされてて、クレジットカードがあればすぐに新バージョンを入手することはできる。…待てよ? 今頃はジョブズの基調講演のはず。Keynote3 が登場すると云う噂もあったから、バージョンアップするのはもう少し待つことにしよう。
# ビュワーと化してる PowerPoint に乗り換える案もあるのだが…。
…と云う訳で、バージョン管理の際は、パッケージにご注意を。