検証

「"正しい" ってのは難しい。」

先日、とあるワークショップに参加したんだけれども、そこで登場したキーワードが "Verification" と "Validation"。頭の中でしっかりとした概念をもってなかったので、帰宅して調べたところで見つけたのが上記のページ。

えーっと…。

正しいとか、誤りとかってのは単独で存在するものではなく、"何かと照らし合わせて" 存在する価値観で、設計書に照らし合わせて正しいかどうか、顧客要求と照らし合わせて正しいかどうか、目的に照らし合わせて正しいかどうかなどだ。一般論としても同じで、法律と照らし合わせてとか、模範解答と照らし合わせてとか、社会規範と照らし合わせて…などなど。正しいかどうかがよく分からないってのは、どれと照らし合わせていいのかが分かってないか、または、そもそも照らし合わせる対象が曖昧*1かと云うこと。*2

さて、Verification と Validation なんだが、会話を進める上で困らない程度に分かっているフリをすることはできるのだが、「スッキリ!」ではなくって、「モヤット!」な状態だ。

琵琶湖から流した葉っぱを大阪湾で確認するのが Validation で、瀬田川宇治川、淀川の各出入り口をチェックするのが、Verification と云う解釈が成立しそうだけど、照らし合わせる対象を分類してるようにも思える。二つのグループなのか、なんらかの構造で整理してるかは分からないけど…。どの解釈が正しいか分からないのは、照らし合わせる対象が分からないからなんだが、何と照らし合わせれば明確になるだろうか?

参考。

*1:例。時代、地域、環境などで違ってくる社会規範。

*2:この定義が正しいかどうかを確認するには、何と照らし合わせればいいんだろう…と云うのは、この定義が正しいことを前提としていることになるのだが、これはパラドックスと呼ぶのかな?