終焉
「最後の古畑任三郎」
田村正和氏が演じる異色の刑事ドラマ古畑任三郎。もう終わったのかと思っていたら、新春特番をやるそうな。
毎回、大物ゲストを招いて犯人にしてしまう一風変わったドラマ。ゲストがどんな風に犯人を演じるかが一つの興味ではあるんだけれども、推理ものとしても面白い。通常の刑事ドラマでは刑事側が証拠を集めて行って、証拠が揃って推理が整ったらエンディングに行くんだけれども、古畑任三朗では犯行の瞬間あたりから番組は始まって、最初から犯人が分かっているし、1 時間完結だから他の刑事ものとはちょっと違う。
ほとんどのエンディングで「最初から、あなたが怪しいと思ってました。」に続いて、その根拠が示されるんだけれども、隠蔽工作のちょっとしたミスや虚偽の証言のちょっとしたおかしな点をあっさりと見破っていた訳だ。視聴者は犯人側の映像を見ているせいか、なかなか気付くことができない。いつも必死になって犯人がどんなミスをしたのかを考えるのが番組を見る楽しみとなっている。
明石家さんま氏がゲストだった 2nd season の第1話「しゃべりすぎた男」が好きで、木村拓哉氏がゲストだった「赤か、青か」は、オチが絶妙だった。まさか、オープニングのおみくじクッキーが伏線になってるとは…。
来春のことだけれども、今からとっても楽しみだ。