訴求

「そうか、自分を売り込むのか…。」

平置き液晶モニターを提案している記事がだが、それよりも、この言葉にギクっとさせられた。

多くの人が勘違いをしているのだが、プレゼンの主役はパワポのスライドではなく、プレゼンをしている本人である。

確かに…。

私の中にダブルスタンダードがあったことに気付いた。自分が話す時と聴く時で、二つの評価基準を持っていたみたいだ。自分が話す立場の時は、論理的に話すことをベストだと考えていた。話が通じない時は聞く側の理解力に責任を転嫁してきた気がするし、「うまく行かなかった時のいい訳」を用意しながら臨んで来たかもしれない。

振り返ってみれば、仕事でも遊びでも、満足なプレゼン資料などなく、必死になってアピールして後がない時の方が、物事は前に進んだように思う。

「こいつの提案する企画に社運を賭けてみよう」「こいつを見込んでこのテクノロジーを導入してみよう」

そう思ってもらうことができたんだろう、きっと。

たぶん、女の子を口説くときに、貯金がどうとか人生設計がどうとかよりも、本人が魅力的であることが大事なのと同じに違いない。と、冗談はともかく…。

目から鱗の記事だった。忘れないようにしなければ…。