Mr.インクレディブル

「子ども向け映画だと思っていたら、これはおもしろいわ。」
先日、"メイキング・オブ・ピクサー" を読んだのだが、その中で特に印象に残った "Mr.インクレディブル" を観てみたところ、これがかなりおもしろいのだ。

ヒーロー行為が禁止される法案が可決してしまい、スーパーパワーを隠して生活しなければならなくなってしまったところから物語は始まる。結婚して生まれた子どもたちにも、それぞれ違ったスーパーパワーがあるのだが、それを隠した窮屈な毎日にストレスが溜まり、やや屈折してしまっている。能力を伸ばすよりも、あれダメ、これダメと押さえつける教育の影響がどーなるかってのが分かるってもんだ。

ハプニングに巻き込まれるけど、みんながそれぞれの能力を活かして、最後はハッピーエンド。「ほら、能力を押さえつけるよりも、みんなが能力を発揮して、力を合わせた方がいいでしょ?」ってゆーことだな。みんな違う個性があるんだから、それをうまく活かしてゆくのが、一番いいんだってゆーことだけど、この映画を作成したピクサーは、きっとそーやってみんなの特性を活かして、この映画を世に出したに違いない。

リアル調とアニメ調を混ぜた 3D アニメを活かした表現も抜群。笑いあり、アクションあり、スピード感あり、驚きあり…と、演出も抜群。CG だからこそのカメラワークに映像美。うーむ…。なかなか魅せてくれる。

"モンスターズ・インク" もおもしろかったが、"Mr.インクレディブル" も負けず劣らず。大人が観てもかなり楽しいのに、子どもも喜ぶ素晴らしい映画だ。GW にお薦めの一本。

Mr.インクレディブル [DVD]

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