★★★☆☆ "山本昌邦指南録"
「備忘録の続編。」
- "山本昌邦指南録" - 伝えるは伝わるに非ず
忙しいからと本を読まないのはまずい。読書生活を取り戻さねば…と云うことで、積読になってた本を読破した。
"山本昌邦備忘録" はトルシエジャパン時代のコーチとしての日記だったが、指南録はその後、オリンピック代表監督時代の日記と云った感じ。
末尾に "指南三十六法" ってのが書いてあって、ここから指南録と名付けたんだと思われるけれども、内容は日記。確かに参考になる話はたくさんあるけれど、前作の備忘録と同じようなスタイルなので、トルシエの暴露本っぽいところがあった前作に比べて、今回のは面白みに欠けてるように思えてしまう。
そうはいってもテレビでは知ることのできない裏側の世界の話。日頃テレビで戦術やメンバーについていろいろ言われているけれども、そんなのとは関係ない裏側の戦いの厳しさを垣間みる事ができたりして、興味深い話なのは間違いない。もうすぐワールドカップがあるけれど、舞台裏を垣間みる事で、もっと面白い見方ができるはずだ。
山本昌邦指南録 (Football Nippon books)
- 作者: 山本昌邦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/01/21
- メディア: 単行本
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