技術革新はどこで起こる?
「RSS を見ていると、同じキーワードが並んでたのがおもしろかった。」
- "http://gowest.hustle.ne.jp/blog/archives/2006/02/post_253.html"
- "イノベーションは顧客の声からは出てこない:発想七日!:オルタナティブ・ブログ"
- IT 起業家 (ghoso さん) は…。
- 供給側 (研究者、ベンダー) は現場のことを分かってない。
- 供給側は、宣伝文句第一主義。
- (株)アーキットの堀内さんは…。
- ユーザー (顧客) は自分の周辺しか見えてない。
といった話を取り上げておられるようです。
この話、別に矛盾してる話として取り上げた訳ではなく、対象としている技術革新の性質が違いそうだと思って、並べてみただけ。
人間は自分の見えてる範囲での思考するので、ユーザーはより自分の問題に適した答えを考えられるだろうし、ベンダー側は問題を理解しないからこそ突拍子もない答えを用意するってところかな? 激変はベンダー側、最適化はユーザー側って感じかなぁ…。
IT 業界の話。
オブジェクト指向や UML はベンダー側の技術。こんなのはユーザー (この場合、開発者) からは出てこない。一部の開発現場でしか使いこなせていないのは、未だに入門系の記事が溢れていることや、デスマーチプロジェクトが多いことから分かる。研究者から登場した技術が実際の現場で有効とは限らない、いい例なんぢゃないだろうか? 開発者側から問題の答としてより最適なものが登場しないと…と思うけど、デスマーチプロジェクトで燃え尽きてて、そんなゆとりはないんだろうなぁ…ってなことを考えた次第。
公開日まであと 32 日。