監視

「親心としては分かるけど、やめた方がいいのではないだろうか?」

こういうサービスは有効なんだろうか?

子供が非行に走らない様に…と思っての監視の一種として使うなら、徒労に終わる確率が高そうだ。"はみ出した行動をしたい意思" は多かれ少なかれ誰にでもあるもので、こういう仕組みで抑圧できるものではない。より巧みな方法を編み出すとか、凶悪化するとか、溜め込んだストレスが後で暴発するとか…そういう結果になるのではないかと思う。"心" に逆らう仕組みではなく、"心" を活用した仕組みを作った方がいい。

子供が犯罪に巻き込まれたりしないように…と云う不安があって契約する人もいるのだろうけど、これは防犯の仕組みではない。もしかしたら事態の早期発見ができるかもしれない…ぐらいのものだ。一方で、おそらく子供は "監視されている" と云うストレスを多少なりとも持つことになると思われ、小さなメリットの割にデメリットは大きすぎるように思う。

システム化すべきこと、監視すべきこと、システム化すべきでないこと、監視すべきでないことの見極めが重要だが、この件は後者だと思う。

時間はかかるし、簡単ではないけれども、親子の対話で信頼関係を構築するのが最善策だと確信している。