防御
「"あんたは自分の身を守らなさすぎ!" と言われて。」
「武士道とは死ぬことと見付けたり!」ではないけれど、そーゆーのが美しいと思う価値観はあるかもしれない。だけれども、本人としては防御はしてるつもりだったりする。えーっと、最後の一線は越えないぐらいは。(^^;
まさか彼らが一線を越えて、訴訟リスクを背負った意思決定ができるとは思ってなかったから、あの件はめちゃめちゃ驚いた。私自身は、トリガーになるような事は「何もしていない」のだ。前日は、大喧嘩するような揉め事もなく、平和な一日を過ごしていたのだ。まさに寝耳に水と言うか、青天の霹靂と言うか…。
バカだったなぁ…と思わない訳ぢゃあない。彼らがどういう思考をたどって意思決定をしたのか、そのプロセスは分かるのだけれど、ぢゃあ、遡って同じ環境になったとして、自分がどう振るまうのがベストだったのかは分からない。バイオリンを弾き続けながら、タイタニックに乗り続けるマネは私にはできない。レオナルド・デカプリオの映画の中では、「俺はこの子の父親だ! 私がいなければこの子は生きて行けない!」と迷子の子供を抱きかかえて、まんまと女性用のタグボートに乗りこんだケイト・ウィンスレットの婚約者 (だったような…) みたいに、機知に富んだ行動が好きなのだけれど、それがなんだったのかは今でも分からない。
当時、結局、20 日間の「猶予を与える」ことにしたのだけれど、本当は訴訟のシナリオを用意していた。だけど、信じてカケてみようと思ったから「猶予を与える」ことを選択してみた。だけれども…。1 年経って、どうやらカケには負けたらしいことを知った。
…まあ、得たものも大きいので納得できる結果ではあるのだけれども…。
人間万事塞翁が馬だな。