事故

「犯人扱いするのはやめなはれ。」
よく知っている場所での大きな事故に、恐怖を感じずにはいられないが、ニュースを見て、発表される名前の中に知人の名前が無かったことに安堵したのが正直な気持ちだ。亡くなられた方には気の毒ではあるが、今後、このような事故が起こらないように、しっかりと原因を追究し、対策を取っていただくことを願うばかりである。

さて、気になるのはニュースだ。どこから入手したのか、これまでの運転手の失敗を並べ立てて、そこに原因があるかのように騒ぎ立てるのは、おおいに違和感を感じる。興味本位のゴシップは、その手の雑誌に任せておけばいいのだ。ニュース番組や新聞でセンセーショナルに騒ぎ立てて、読者、視聴者の興味を引こうとする姿勢にはイラダチを感じる。言葉が丁寧でも、けっこう失礼なことをやっていると思うのだが…。

起きてしまった事故の責任を追及しても仕方がない。二度と繰り返さないためには、本当の原因こそが最重要なはずだ。「誰の責任か?」を問題にしていては、真実が隠れてしまうかもしれない。隠れてしまわないまでも、原因へたどり着くのは遅れてしまうに違いない。既に置石について、JR と県警で違う主張をしているが、これなど原因を追究よりも責任の所在を決めようとする姿勢の表れだろう。

"http://www.asahi.com/national/update/0426/OSK200504260049.html"
責任を追及する方針だと、こういう虚偽の報告があがってくることになるかもしれない。「一切責任は問わないから、全部正直に話すように。」とした方が、全国民の共益になると思うのだが…。

"http://www.asahi.com/business/update/0426/086.html"
やめてどうなる? 1 回目の失敗は教訓にしてもらった方が、いいと思うのだ。名誉回復のために、獅子奮迅の働きをしてくれるのではないだろうか?