連休

「うまく使えばいいのに…。」
今年の GW は、月曜日と金曜日に隙間がある。大抵の人はカレンダー通りの出勤ではないかと思うが、中には少し肩身の狭い思いをして有給を使って連休にしてしまう人もいるかもしれない。もしかしたら、GW の何日かは出勤の人も…。

一人一人を個別に見たらともかく、全体としては圧倒的に生産効率が悪いのがこの時期だ。欠けている人がいて打ち合わせができないとか、心は既に休日モードだとか…。こういう時は、いっそ 3 月 や 4 月の頭の段階で、9 連休を許可すればいいのに…と思うのだ。

大事なのは労働時間ではなく、どれだけ仕事を消化したかと云うことのはずだ。幸い IT 仕事の多くは、やり方によって生産効率は大きく変わる。「4/28 までに、一定の条件をクリアすれば 9 連休を許可する。」としておけば、4 月の生産効率はかなり高くなる。すべての仕事をクリアすれば…とか、顧客が満足すれば…と云ったような無茶な条件や、曖昧な条件では効果はない。最初から諦めてしまうからね。少し頑張れば達成できる具体的な条件であれば、消化してしまうのだ。

欲張って 5 月分の仕事まで条件にしてしまうと失敗するかもしれない。連休が明ける頃の分までで一先ずは十分なのだ。それなら仕事量は同じで、連休を与えた事によって「いい職場」と云う雰囲気ができ、その後の仕事もやりやすくなるかもしれない。まあ、何も効果がなかったとしても、消化仕事量は同じわけだから、損をすることはありえない。

問題は、多くの管理者にとっては、仕事量を計ることや、具体的なゴール設定をすることが難しいってことだ。労働時間の長さを物差しに、物事を評価する習慣が染み付いているから。