用途

ハイパーカードが発展を続けていれば、経済は停滞していたかもね。」
ちょっと前までは、よく使うソフトといえばテキストエディタだった。MS-DOS 時代は MIFES が、Windows 時代になってからは秀丸が欠かせないソフトだった。インターネット時代になって稼働率が高いのは、メールと Web ブラウザだが、その次にテキストエディタが来るかと言えば、そうでもなさそうである。

過去の習慣で、新しいマシンには真っ先に秀丸をインストールしたのだけれど、テキストファイルを編集する目的では まったく使っていない *1ことに気づいてしまった。新しい出向先に来てから、拡張子が ".txt" のファイルを作っていないのだ!

はてな や、GMail はブラウザで直接編集してしまうし、メールもメールソフトで編集する。蛇足ながら GMail には はてな 草稿も置いてあるんだけどね。

わりとちょこちょことメモする方なんだけど、最近は、図を使いたいから FreeMind を使うことが増えてきたし、テキストのメモは eMemoPad *2を使っている。階層化して管理した上で、階層を自由に変えられるのがいいのだ。"スクラップ" と云う階層を作って、分類できないメモはそこに置いといて、後から適切なところに整理するのだ。メモがある程度の数になって、頭の中で勝手に整理されるまで、整理作業を遅らせるのだ。整理作業するための階層を最初に考えてしまうと、だいたい後でおかしなことになってしまうし、階層をたどって整理しながらメモを取るのは、効率が悪くて時間がかかってしまう*3。なんか整理術の TIPS みたいだけれども…。

より目的に即したソフトウェアが登場していると云う時代の変化なんだろうけど、この先どんなソフトウェアが登場するのだろうか?

… でもね、現代の OS で快適に動くハイパーカード*4があれば、あまり他のソフトはいらないと思うのだよねぇ。Mac OS X より前の Mac OS は、いろいろおもしろいソフトがあったんだけどね。

*1:ちょっとしたテキストを置換すると云う中間加工にしか使っていないのだ。

*2:http://www.ememopad.net/ を参照されたい。本当は、もっとシンプルなのが好みなのだけど。

*3:蛇足ながら、Windows よりも Mac を好む理由の一つはこれだ。WindowsUNIX も、パス依存の強いファイル管理方法なので、後から構造を変えにくいのだ。

*4:ドロー系の拡張は必要だけど。