笑点

「そんなに甘いもんやないでぇ。お笑いは。」
@IT:将来は、ツッコミのできるロボットが子守りをする?

"ユーモア対話を共同研究" だそうだが、どんな会議をやっているかを想像すると、なんかおもしろい。

「この場合『なんでやねん!』と突っ込むのは、0.5 秒以内でなければなりません。それを越えると『遅いねん!』と先に突っ込まれる虞があります。また、裏拳のタイミングが同期していない場合は、突っ込みとは認められず、新たなボケと云うことになります。」「いやいや、裏拳のタイミングは関係ないんぢゃないですか?」などと、まじめに議論しているのだろうか? ユーザーズマニュアルには、「ボケる時のご注意」とか書いてあったりして…。

なんというか…。笑いと云うのは、会話をしている人同士の距離感が大事な要素で、同じ会話のパターンであっても、ボケていい相手、ボケていい空気ってのがある*1。これを外すと、場が白けるばかりか、怒りを買うこともあるし、人間性を見透かされることもある*2音声認識人工無能が作るユーモアなんて、空虚なものにしかならないと思う*3のだが…と、否定的に考えてしまうのは、大阪人の血のせいか?*4

もう一つ気になるのは、共同研究者が "ぜんじろう" ってこと。まったくもって個人的な感想ではあるが、あんまりおもしろいものにならないような気がする。

*1:もちろん内容も面白くなきゃならない。厳しいのだよ、お笑いは。

*2:なんというか…全人格を否定されたような気がしてしまうのだ。恐ろしい…。

*3:天然ボケ的な独特の面白さはあるんだけれど…。

*4:ユーモア研究は、遺伝子操作やクローンと同じぐらい慎重に取り扱うべきだとすら思っている。