trac のインストール

FreeBSD

「紆余曲折したが、終わってみれば簡単だった。」

FreeBSD 上で、Apache と Subversion がすでに動いている。ここにバグトラッキングツール "trac" の日本語版をインストールするのに、手作業でやらなきゃならないと思ってあちこち読みあさっていたら、結局、ports を使えることが判明。手順は次の通り。

1. 必要なものをインストール

sudo portinstall mod_python
sudo portinstall japanese/trac

2. trac 用ディレクトリの用意

sudo -u www mkdir /var/www/trac
sudo -u www mkdir /var/www/trac/pj1

3. trac の初期化

sudo -u www trac-admin /var/www/trac/pj1 initenv

ここで、プロジェクト名や Subversion のリポジトリを訊かれるので、それに答える必要がある。

4. apache の設定

LoadModule python_module      libexec/apache22/mod_python.so
<Location /trac>
  SetHandler mod_python
  PythonHandler trac.web.modpython_frontend
  PythonOption TracEnvParentDir /var/www/trac
  PythonOption TracUriRoot /trac
</Location>

5. apache の再起動

sudo apachectl restart

trac は、複数のプロジェクトを管理できるようで、TracEnvParentDir にはプロジェクトの親となる trac 専用のディレクトリを指定し、その下にプロジェクト毎に trac ディレクトリを作るのが、trac の想定するディレクトリ構造と思われる。プロジェクト用のディレクトリを用意し、その下に Subversion のリポジトリや WebDAV 用のディレクトリ、そして trac 用のディレクトリを配置しようと準備を進めていたので、ちょっと計画が狂ってしまった。ご注意を。